時代を超える生存の原則
ある集まりに出て、10年がかりで税理士資格を取得した方の話を聞くことができました。
また、借金で苦しい思いをしながらも事業を軌道に乗せた方は、「諦めたら終わっていた」と話されていました。
とても印象的でした。
ビジネスという点では、採算が取れるかどうか分からない試みに固執するのは、ひょっとすると危険なことなのかもしれません。
ただ、一般的には、継続することで結果が出る。
結果が出ないのは、続けられなかったことに原因がある場合も少なくないでしょう。
では、どうしたら続けられるのか。
「ビジョナリーカンパニー」は経営に関する書籍。
この本の著者であるスタンフォード大学ビジネススクールのジェームズ・C・コリンズとジェリー・I・ポラスは、時代を超える生存の原則として、基本理念(ビジョン)を挙げています。
基本理念とは、たとえば、「大きな課題や冒険に挑む」「技術と革新によって生活の質を向上させる」「日本の文化と地位を高める」「何百万という人々を幸せにし、健全なアメリカの価値観を讃え、はぐくみ、広める」といった会社の存在理由・目的。
このような言ってみれば、魂の叫びが、個人にとっても力の源泉になるのかもしれません。
名著です。
ぜひ読んでみてください。
ボーイングの目的は利益をあげることではない。
航空機技術のパイオニアになることだ。
大きく、速く、最先端で、性能を向上させた航空機をつくる。
航空技術の限界を押し広げる。
冒険し、達成し、貢献する。
正しい資質を持つ。
利益がなくてはこうした目的を追求できないが、利益はボーイングが存在している「理由」ではまったくない。
・・・・・・・人生最大の喜びとは、困難で建設的な仕事に携わり…それから得られる満足感である。
ボーイングが747を製造したのは、利益を追求するためより、自己のアイデンティティーのためであった。
・・・
なぜ747を製造するのか。
「われわれはボーイングだからだ」
クラウフォード・グリーンワルト取締役が、経営陣のひとりに747プロジェクトの投資収益の見通しについて尋ねたとき、この経営幹部は、調査することはしたが、結果を思い出せないと答えた。
ロバート・サーリングの『伝説と遺産』によれば、「グリーンワルトはテーブルにつっぷして、つぶやいた。
『なんてことだ。こいつらはこのプロジェクトの投資収益すら知らないのか』」
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