未来を楽観し、希望をもつことは、仕事の業績を上げ、健康の増進にも役立つそうです。また、幸せな人は不幸せな人より頭が良いことが実験で確認されたとか。常識的に考えても、ポジティブな気分でいた方が、いいことがありそうですよね。
では、どうしたら楽観度を高めることができるのでしょうか?
「世界でひとつだけの幸せ ポジティブ心理学が教えてくれる満ち足りた人生」(マーティン・セリグマン著)によると、楽観度を高めるには、すでに十分に検証されたよい方法があるそうです。
それは、自分の悲観的な考え方を認識したうえで、それに反論するというもの。教授によると、悲観的な考え方や落ち込みの原因は単なる思い込みにすぎず、その単なる思い込みに反論すべきだと気づくことが重要だという。
反論を説得力のあるものにするために、4つのテクニックがあるそうです。
【テクニック(1)-証拠】
ネガティブな思い込みに反論する最もよい方法は、それが事実として誤っていることを示すこと! 困った状況に対する悲観的反応は、大抵が過剰反応。事実ではない場合がほとんどだという。
もし成績が悪くて「クラスでビリだ」と思い込んでいるなら、まず「証拠」があるか確かめてみる。隣の席の子のほうが、成績が悪かったのでは?
【テクニック(2)-別の選択】
たいていの出来事には多くの原因がある。ひとつの原因にしがみつくのではなくて、あらゆる可能な原因を検討してみる。
仮に試験の結果が悪かったとすると、それにはいろいろな原因が考えられる。試験の難易度、自分の勉強量、頭のよさ、教授が公正か否か、自分の疲労度などなど。悲観主義者は、これらすべての原因のうち最悪なものにしがみつく傾向があるといいます。
たとえば、「頭のよさ」。これだけに拘ってしまうと、「自分はダメだ。諦めよう」ということになってしまいます。
自分の思い込みに反論するため、ありえる多くの原因を検討してみましょう。変えられるもの(勉強時間が少なかった)、具体的なもの(この試験は特別むずかしかった)、自分のせいでないもの(教授の採点が公正でなかった)に焦点を当てて、これらの問題を解決するようにすればいい。
【テクニック(3)-発想の転換】
とはいえ、自分が抱いたネガティブな思い込みは、まれに真実であることもある。この場合に使うテクニックが、「発想の転換」。
思い込みが真実だとしても、「それに何の意味があるのだろう?」と問うてみましょう!
成績表にBが三つあるからといって、誰も雇用してくれないのだろうか。チキンウイング二つにフライドポテト二皿を食べたからといって、永遠に太っているだろうか。
【テクニック(4)-検証】
将来変わりうる状況すべてを、詳細にわたり「検証」する。
たとえば、試験が難しいから諦めようと決心した。でも、将来、試験が易化する可能性はないだろうか。合格者数が増える可能性もあるのではないか。
思い込みが真実だったとしても、状況が変わる場合はありうるのだ。
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